2018年からは小学3年生から英語教育(外国語活動)始まりましたた。
令和2年度からは小学5,6年での英語教育が必須となっています。
これからの子供の英語教育について不安を持っている保護者の方も多いと思います。
学校の英語教育はどう変わるんだろうか?
子どもが英語教育についていけるんだろうか?
英語教育はいつから始めたほうがいいの?
普通の塾と英会話教室、どっちに通わせたらいいの?
と不安の方が大きいですよね。
今回は学校教育に10年以上携わっている著者から、
学校教育、英語教育の現状をふまえて、これからの英語教育に対する考え方対応の仕方についてレポートします。
各家庭でのお子さんの英語教育に対する方向性を決める判断材料の一つにしていただきたいと思います。
この記事の内容
英語教育はこう変わる
オールイングリッシュって?
英語教育いつから始めればいい?
まとめとして英語教育で大切なこと
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英語教育はこう変わる
今は国際化の時代です。
観光地やビジネスの世界でも英語は必須になっています。
いたるところに英語の表記があり、電車やバスでは普通に英語の音声ガイドが合流れます。
学校の英語教育はどう変わるのでしょう?
学習指導要領によると
・小学校では3年生、4年生が外国語活動を行います。
・5年生、6年生は英語が教科になります。
・中学校からはオールイングリッシュを取り入れる。
小学校では3年生、4年生が外国語活動
英語に触れさせることによって、
・英語と日本語の違いに気づかせる、
・英語と日本語の違いに気づくようにうながす。
ということです。
たとえば、カタカナ単語と実際の英語の発音の違いに気づかせるということです。
でもそれって、すぐに教えることができますよね。
何も回りくどくすることはありません。
違いを教えれば、その単語を一瞬で覚えてしまいます。
一瞬でわかることを何を考えているのかわかりません。
言葉は使うことで身につい置ていきます。
どうしても、英語を使うではなく学習するという姿勢で取り組ませるように思えてなりません。
偉い学者の方の考えはわかりませんが、時期を早めただけで、旧来の英語指導方針と全く変わっていないのが現状だと思います。
オールイングリッシュって?
中学校からは、英語の授業の一部をオールイングリッシュで行います。
英語の授業のすべてを英語で教えるというものです。
しかしこれで、英語を話せる、英語で会話ができるようになるのでしょうか。
著者の体験で、オールイングリッシュの授業を高1で受けたことがあります。
中学校では、比較的成績は良かったのですが、私を含めて、多くの生徒が、まったく授業についていけず、半年後にはオールイングリッシュの授業をやめるよう先生にお願いした経験があります。
その当時としては、最先端の教育であって、先生も良かれと思ってやっていたことだと思いますが、受ける側の生徒としては迷惑の一言でした。
受験勉強にも影響が出えてきましたので、事は深刻だったのです。
英語を使えるようにするためには、オールイングリッシュでないと信仰やネイティブの先生でないと信仰があるのではないかと思います。
オールイングリッシュの授業やネイティブの先生の授業の効果を充分に発揮するための条件は、生活の大半を英語ですごすということです。
学校であれば、半分かそれ以上英語にしないと効果はありません。
数学とか理科とかを英語で受けるということです。
1日3時間から6時間毎日英語に触れると、オールイングリッシュって意味があるんですけど、そうでなければ、(週何回かだけ)では意味はありません。
結論としては、週1または2だけオールイングリッシュでやっても全く効果が期待できないということです。
英語教育いつから始めればいい?
英語教育はいつから始めたらいい?
子どもは英語を習う、身に着けるのが早いといわれます。
フリースクール(英語の)などに通っている子は約9時から3時頃まで約6時間ほど英語を聞いて、話して、いわゆる英語の環境にいるわけですから、それは早いです。
早いといっても、普通はうまくコミュニケーションが取れるまでに約1年から1年半はかかります。
幼稚園か幼稚園に通う前の子だと日本語レベルに到達するまで1年。
すでに日本語をよくしゃべる子は1年半から2年かかります。
いろいろな子がいますが、半年とかで同じ英語レベルになるということはほとんどないです。
日本語でも生活していても、家や友達での会話レベルってそんなに高くないんです。
実は、英語だとさらに会話レベルは下がっているんです。
でも、なんとなく遊んでいるから、大丈夫だと勘違いしてしまうんです。
実際は、ほとんどしゃべらなくても一緒に遊べてしまいます。
そこのところを理解するとすることが大切です。
英語学習教育を始める時期
結論から言えば、早くから始めれば早いほどいいのですが、遅くても大丈夫です。
小6や場合によっては中1でも大丈夫。
大切なのは、英語に触れる密度と継続です。
中学生であれば、現地の学校に入れちゃうといいのはいいと思います。
でもこれは、本人のがんばりがめちゃくちゃ必要です。
意欲があれば別ですが、本人にとってはつらいことです。
自然にぼ~っとしてたら、半年後には英語がペラペラ話せるようになるというわけではありません。
それなりに苦労すると思います。
英語を話そうという意思や目的がなければ、中1ではまず無理です。
小6でも微妙。
小4ぐらいからであれば、普通に学校生活を送るのであれば、しっかりと英語を話せるようになっていて、英語で勉強できるようになります。
年齢が上がれば上がるほど、やはり努力が必要になってきます。
しかし、よく言われる英語学習を始める年の限界、いわゆる臨界点というものは存在しません。
現場を見れば、中1の子もさすがに苦労したようですが、1年後には、普通に英語で学校生活していました。
始める時期はあまり関係なくて、どれくらいの密度でやるかが重要なんです。
あとちゃんと継続するのかどうかも大切。
たとえがフリースクールに3年通って、普通に英語を話していた子がいました。
この後、小学校では全く英語を話す環境がなくなり、まったく英語を忘れてしまって、フリースクールに通っていたことさえ忘れていることがありました。
辞めたらゼロに戻る可能性は大きいです。
なので、英語を聞いたり話したりする環境をいかに継続するかも大切な条件のひとつになります。
あと、学力の問題です。
学力がちゃんとつくのかということですね。
どういった意味で英語の教育を定義づけをするのか。
どのレベルで上達するといっているのか
個々のところを、保護者としてどう考えるのかが大切ですね。
英語教育を考えるときにおすすめのサイト≫
子供をバイリンガルに育てる【ハッピーイングリッシュ】
まとめとして英語教育で大切なこと
英語づけにしても、性格や状況にもよるのです。
2年カナダやアメリカに留学しても全くとは言いませんが、しゃべれない方は多くいらっしゃいます。
現地のコニュニティーに属さない方です。
現地のコニュニティーに属せば、それはもちろん英語の上達は早いです。
子どもの場合は3時間から6時間は当たり前です。
そうであれば、オールイングリッシュは意味があるんです。
ネイティブの先生に倣うというのは何となく聞こえはいいのですが、なんとなく慣れ親しむのであれば意味はないかなって思います。
その辺もちゃんと考えていただいて、お子さんの英語環境を考えるとすごくいいかなと思います。
大切なのは、密度と何を勉強するかと継続することです。